ついたて 旅行記 1

気が向いた時に気が向いた人のための記事を書こう!

ということで(謎)、今後は気が向いた時に筆者のついたて将棋の棋譜とその解説をした記事を投稿していきたいと思います。

途中図は下記リンクからどうぞ。↓

https://www.geogebra.org/group/stream/id/VeZ9dXs2J

 

先手assumed5  後手amazonas828

▲4八飛 △3ニ銀 ▲6八王 △5ニ金右 ▲7八銀 △5四歩 ▲5八金右 △4四歩 ▲3八銀 △3四歩 ▲7六歩 △6ニ銀 ▲4六歩 △8四歩 ▲4七銀 △8五歩 ▲4五歩 △5五歩 ▲2六歩 △4五歩 ▲3六銀 △4三銀 ▲3五銀 △4四銀 ▲3四銀 △3ニ歩 ▲5五角(反則×3) △同銀 ▲6六歩 △4四銀 ▲4三銀成(反則×1) △3三歩 ▲4四成銀 △4六歩 ▲4五成銀 △5三銀 ▲4六飛 △3四歩 ▲4四歩 △8六歩 ▲5四成銀 △8七歩成 ▲4三歩成 △8六飛 ▲3ニと △8八歩 ▲4一飛成 △6ニ王 ▲6一金(反則×1) △7ニ王 ▲7一金 △8三王 ▲8一金 △7四王 ▲7五桂 △6四歩(反則×1) ▲8ニ金 △6ニ金 ▲8三金 △8九歩成(反則×1) ▲9六銀 △7九と ▲8七銀下(反則×1) △同飛成 ▲同銀 △6九と ▲同玉 △7七桂 ▲7八玉 △6九銀 ▲6八玉 △7八金(反則×1) ▲5九玉 △9八角 ▲8四飛 まで75手で先手勝ち

 

要所だけ解説します。

17手目は先手が駒組みを終えそろそろ攻めようというところ。意外と8八角は浮いてても問題なし。こちらは、crazyhuman氏の戦法の改造版で駒組みした。玉の移動にはできるだけ手数をかけない方が良い(ついたて将棋 手筋① を参照)。

19手目は念のための一手。強い人ならばやらない手だが、初段レベルの筆者は2筋からの攻めを警戒して指した。これでもしこの歩を取られても、相手は深読みすることが多く、大体の場合は攻めに時間をかけさせられる。

21手目以降の銀の前進は応急処置。4五の歩を取られたが、それが前進してくるのを警戒していては勝てない。いざという時銀を使って相手の攻め(4筋に相手の飛車がいるかもしれない)を止めつつ攻めようとした。

5五角の反則は、2ニ角成で角交換を目指すも失敗し、4四角も阻まれたため指した手。相手の角が5五にいて3筋から攻めようとしているのではないかと予想したが、大外れ。安直に指した手で悪手。角損に終わる。

角を取られた後の6六歩は、筆者の角を取った駒が相手の角だと思ったので、その成り込みを警戒した手。

31手目は(確か)4四歩打をしようとして反則し、ひとまず銀を成ってその後4四の駒を取ろうとした。

35手目は、随分前に4五の歩を取られていることから、それがどこまで前進してきているかを確認しようとした手。4五飛は3三に桂馬がいる可能性があるから避けた。

43手目は相手の歩成を無視して攻め合いに出た手。8筋の突破はほぼ確実で、受けていても勝機はない。相手が攻めに手数を使っており、玉の移動に手数をあまり使っていないと予想されたことも攻め合いに出た理由の一つ。ちなみに飛車の頭に歩を打とうとしても、空振りする(飛車がすでに浮いている)可能性があり、そうでなくても歩を取られる可能性が高いので、オススメできない。気づかれたら結局歩損で終わってしまう。手数の無駄遣いを避け、あわよくば相手に飛車浮きさせることで一手無駄遣いさせようという魂胆。手数削減はとても重要である。

47手目の大胆な飛車成は、多くの場合4一と6一の金は浮いていることから飛車を成っても良いという判断。もし金がいなければ5ニにいることが多く、その場合玉の位置は6ニや7ニ、6三、7三あたりと予想される。また、反則になった場合は4三飛成や4ニとなどの代替手段がある。

49手目は5ニ銀打として、さらに6一竜で相手玉に大きく迫ろうとしたが、反則となった。これはもともと6一にいた金である可能性が高いため、確認と王手狙いで6一金打。

53手目は桂馬の補充と、玉が上部に逃げたか否かを調べる意味がある。

以降は大変手数の無駄遣いをしており、悪手の連続。やや7三玉を警戒しすぎたか。玉の入玉をおそれて9四銀とし、さらに8四王の可能性を消したが、相手が6四王などとし、以下8筋と逆方面に玉を移動させていればこちらの負けは必至だったろう。本譜は相手の6四歩に助けられ、最後の頼みであった8四飛(これで王手がかからなければほぼ負け)で詰ます格好となった。

 

以上長々と書き連ねてしまいましたが、結論として、やはり最後は大駒で玉を探索すべきですね。あとは、中盤の銀成などの攻めは銀に頼りすぎでしたでしょうか。紐がついていないので、取られたら大変なことになります。

以上、級位者と段持ちの一部の人の参考になれば幸いです。